 今月の6日に、ツインリンクもてぎのロードコース走行になんとか成功したPC50-SC号。 前記事の東北カブミーティングにもこっそり持って行き、こっそり並んでみたりしていました(;´∀`) (カブではないのにゴメンナサイ;;) それでも色々な方々に面白がって戴いたこの車両ですが、動かしていてちょっとした違和感が有りました。 違和感の始めはもてぎのコース走行中でした。 速度が50km/hほど出た辺りで「ガツン!」とクラッチが切れてしまい、速度を落とすとまた普通に繋がる・・・という現象が有りました。 クラッチ滑りを疑いましたが・・・切れ方があまりに唐突なのと決まってメーター読み50km/h付近で起きる為、何か速度を出し過ぎない安全装置でも入っているのかしら??と思っていました。その時点ではまだクラッチ内部は未チェックでした。 なので下りストレートでクラッチの切れ症状を我慢し、メーター読みで70km/hまで頑張ったりしていたのですが・・・ その後カブミーティングにて試乗して貰っていた際、クラッチが停止時に切れなくなりました。 チェンジペダルを踏めば切れるのですが、走って停まるとクラッチが噛み付いた様になりエンストしてしまいます。 これはやっぱり何かあるなぁ・・・と、ようやくクラッチを分解してみる事にしました。 ケースを開け、クラッチを外します。 まずここで異変に気が付きました。ダンパースプリングが足りないぞ?? エンジンの中に弾けて落ちてるかと思い探しましたが、有りません。う~ん・・・ ふと思い立ち、以前ケースを開けたときの写真(↓右画像)を探し見てみました。 ・・・やっぱりダンパースプリングが足りていません(汗) 入れ忘れていた様です・・・ クラッチを外すと、面白い構造が出てきました。 このエンジンも、カムがチェーン駆動だったのですね!ちゃんとテンショナーも有りますw カムスプロケットはアルミ製で、カムとの連結ボルトが無いことからおそらくカムも一体成型のアルミ製かと思います。  さて、クラッチを開けてみると・・・クラッチ板のコルクがすっかり剥けて、端の方で固まっていました。 うわ。コレが原因か・・・気が付かなくてすまなかった! 剥けていたのは2枚入っているクラッチ版の1枚、片面だけでした。 やはり板が古くふやけていたのでしょうか。それともスーパーチャージャー搭載でクラッチが負けたのでしょうか? おそらく前者が原因と思いますが・・・  クラッチの中身の構造はほとんどC100と同じ様でした。クラッチ版&フリクションプレートも大きさ、配置共にそっくりでした。後ほど試してみますが使える部分も有るかも知れません。 ただドライブギアー周りの作りが、OHC系エンジンのタイプと同じ様です。ドライブギアだけ分離します。 ちなみに有るんじゃないかと予想してた、スピードを制限する様な仕組みは影も形も有りませんでした!反省・・・  また後日、C100のものと比べながら、使えそうな部分を集め組んでみようと思います。
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 もう丸々一週間経ってしまいましたが・・・5月18日に福島県須賀川市で催された「第四回 東北カブミーティング」にお邪魔して来ました。 前日より前乗りさせて戴き、楽しい宴と宿をご馳走になりました。ありがとうございました! 当日はやや肌寒い天候でしたが、みるみるうちに カブに跨った カブ主様(笑)達が到着、その台数は午前中で400台超えしたんだそうです。凄い!!  主催者の方々はご家族総出で会場準備、設営、入場整理、イベント進行と・・・力いっぱい集まった方々をもてなしておられました。温かい飲み物、美味しい豚汁まで用意して下さり、会場に集まった皆さんは笑顔で食べていました。 主催者の カブ熱意が カブ好きの熱意と引き合い、この台数になったのでしょう・・・見ていて感動を覚えました。 もうジャンルを超えて様々なモディファイ、カスタム、デコレーションの カブが居られ、面白い物やひと目では分からないニクイ工夫などが溢れていて、会場を何周しても飽きない程でした。 そんな中で特に感心した工夫を2点だけ・・・(本当はもっと有りましたが、写真が・・・汗) フロントショックにステアリングダンパーを追加してあった車両。 カブでよく有る、フロントブレーキを掛けた時にフロントが持ち上がってしまうのを抑える工夫だそうです。キットも市販されているらしいのですが、このカブのオーナーの方は上手に取り付け工夫し自作されていました。減衰力調整ダイアル付きのタイプを流用してあり、効きの調整もすぐ出来る様でした。コレは自分も真似したいです^^ この車両は遠目から見たらラッピングかと思ったのですが・・・全てマスキングでチェック柄を描かれているようです! 地のオリジナルペイントの灰色をあえて塗りつぶしてしまわず、ライン模様の一つとして上手に生かして有り感心しました。 しかし物凄い手間と根気が要ったでしょうねぇ・・・これは私には真似できない^^;凄い作品でした。
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 空き時間には他のピットも見学出来、他の方の貴重な参加車両&コレクション車も拝見出来ました。 どれも凄い物ばかりで写真も撮りきれないほどだったのですが・・・ その中でも特に印象に残り、興味沸く車両が有りました。 掲示されている説明文によれば・・・オーストリア・Puch製のスプリット・シングルエンジンのレーサーなんだそうです。 2サイクルで一個のクランクにYの字に似たコンロッドが付き、ピストンが2個連結されているそうです。 本でダブルピストンEngやこのスプリットシングルの記述は読んだ事が有りますが、実際目にするのは初めてです。凄い!! 2連装のキャブレター&吸気ポートにやはり2連装のエキゾーストポート・・・外から観たら通常の2気筒と間違えそうです。中低速トルクの厚さに定評あるエンジンだったそうです。 マン島レースで入賞実績も有るモデルだそうで、展示車両も実際に参戦していた車両だそうです。貴重ですね!! 上のレーサーの隣に有った不思議な車両。ヤマハのHS1の様ですが・・・ 「逆ハンバイク」と説明が有ります。通常と違うハンドルの意欲作なんだそうです。上から見るとハンドルは真っ直ぐのまま、左右傾けて前輪を操舵する仕組みの様です。 掲示された説明の中には、製作者の手による解説イラスト?も有り、どのように作動するか示して有りました。 世の中色々な事を考える人が居るなぁ・・・どんな乗り心地なのか体験してみたいですね^^ さてスポーツ走行も終わり、パレードランの時間がやって来ました。 私にとってはS110でのスポーツラン並に楽しみにしていた、PC50-SCに乗ってのコース走行です! まだこの車両では走行らしい走行はもちろん、全開で乗ってみた事も有りません・・・ 今回は速度も50km/hほどでロードコースを3周するとの事、壊れたりしないよう手は尽くして来ましたが、はたしてどんな感じなのか楽しみです。  ピットロードから先導されコースへ・・・PC50-SCのエンジンは2速、ローで20~30km/h位まで引っ張れました。 後はトップギアのみの走行・・・やはりコーナーの立上がりや登りでは皆さんから離されます。ちょっとツライか!? チャージャー装置も何とか回っている様子、キーン!と音はするものの変な音は出ていませんでした。 途中全開で走った時、ブースト計の針がひと目盛だけ「+ブースト」方向へ動いていた様な気が・・・振動のせいか幻か?? 大事をとって2周でピットに戻りましたが、2周は完走しました! 走行後のサイクルメータのメモリーには、MAX72.0km/hの表示が。 バックストレート下りで遅れを取り戻そうと頑張った時のものと思いますが・・・本当にこれだけ出ていたのかな!?嬉しいですが、ちょっとすぐには信じられない数値でした(笑) コース上で分解&破壊せず戻ってこられて、とりあえず 第一案の目標は成功達成できました^^ しかし走ってみて初めて分った件が2点ほど有りました。後日別記事で検証してみます。  存分にモーターサイクルに浸れた1日。 S110のきしたレーサ&PC50-SC&私自身の身体共々、壊す事無く楽しめてホッとしました(笑) 参加して本当に良かったです^^
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 連休最終日の5月6日にツインリンクもてぎにて開かれた、2014@Good Oldaysに参加して来ました。 S110「のきしたレーサー」号と、PC50-SCスーパーチャージャー実験車を持って行き、ロードコースを走らせて貰いました。 小雨のぱらつく肌寒い天気でしたが、往年の名車・伝説の車両が集い、間近で拝見出来た素晴らしい1日でした。 早朝、参加者の方々が続々とマシンを準備しています。いつものカブ仲間の方々と同じピットになりました。 車検を済ませ、ステッカーを貰います。 今年自分のS110は「メインスタンド」に指摘を受け、走行時は外す様指示を受けました。部品落下の恐れの他、転倒時に引っかかり車体に思わぬ挙動が起き、怪我に繋がる恐れも有るとの事でした。 今度からレーシングスタンドを用意しようかな・・・ ブリーフィングが終わり、すぐ走行が始まります。 幸い天気も小康を保っている様子、路面は湿っているものの大丈夫そうです。 皆さん急いで走行準備に入ります・・・真剣な表情でマシンと向き合っておられました。  午前中はピットロード出口からのスタート、午後は本格的な押しがけスタートです。 画像はクラスAのスタート、西ショートカットを周りグリッドに並ばれたところの様子です。  今回、自分はクラスBに入っていました。 エントリーシートを見ると・・・どうも排気量、出力が格上(2サイクル90cc~250cc)のクラスの様子です。 う~ん、大丈夫かな・・・と心配でしたが、勉強にもなるかなと思いそのまま走行に参加しました。 しかし走り出すと格段の加速力、スピードの違い・・・自分はまるで高速道路に迷い込んだ原付バイクの様になってしまいました(汗) 同じクラスBで走られた方には迷惑掛けたと思います・・・すみません><; しかし自分にはコース上でどうやったら安全に追い越してもらえるか、考える機会になりました。 後方を気にしながら直線に余裕にありそうな所を探し、その辺りで追い越して貰える様に走ってみました。 しかし往年のレーサーマシン達は本当に速いです・・・視認した距離があっという間に詰まり、抜かれます。 自分と自分のマシンは全くまだまだなんだなぁ・・・と実感しました^^; 焦る走行でしたが、S110も大健闘しました。今回付けたスピードメーター読みでは最高130km/h位は出ていた様子、もちろん自己新記録です。 デジタルタコメーターは途中で壊れてしまい、表示しなくなってしまいました(笑) 後ほど運営の方が参加クラスの件でお話に来られました。 どうやら自分のS110は、他メーカーの2サイクル110ccエンジン車と間違われクラス分けされた様です。実車がOHV4サイクルエンジンなのと、走行の速度差が大きかった為心配で確認に来られたそうです。 申込の際に「ホンダ車」と書いて提出していましたが、そういう事も有るのですね。次回からはクラスAで、とお願いしました。  (続く)
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 5月6日の2014@Good Oldaysに向け、S110「のきしたレーサー号」を準備しています。 年に数回しか始動しないかわいそうな車両・・・せっかくの機会を楽しめる様に作業します。 160kmスケールのスピードメーターを付けてみました。 昨年はカブCM90のメーターを付けましたが、針が暴れてしまい速度が判らずじまいでした。 このメーターの半分でも針が回ってくれたら嬉しいです(笑) 左右ステップを支持するブラケット廻りを見直しました。 以前は左右ともまっすぐパイプを渡して連結していた為、サスが沈んだ際ドライブチェーンが接触する事が有り気になっていました。 外した連結パイプにはやはり擦過痕が付いていました。 どうやってチェーンを避けたものか・・・うちで出来る加工で何とか考えたのが、これです。(汗) またがってステップに重みを掛けてもぶれないので、大丈夫とは思います。 しかしもうちょっといい方法有りそうだよなぁ・・・考えます^^;  ゼッケンも変更無く同じ番号だったので、去年のまま取り付け。 エンジンも無事始動。ワイヤリングを掛け直し準備終了です。
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