
今週末は、JC58ベンリィ号の
エンジン始動を試みました。
火が飛ぶまでは確認できた
エンジン...是非とも排気音を聴いてみたいものです。
まず先日分解中に破損させてしまったタペットアジャストボルトを抜き、部品取り
エンジンのものと交換します。
ボルトを緩めればホルダーごとAssyで取り外せるようです。ホルダーを取るとプッシュロッドも抜き取れました。
アジャストボルトの下側はボール形状になっている為、外すにはロッカーアーム下側に緩めるしかありません。
しかしこれがある位置まで行くと回りません...緩み止めナットで共締めしていた辺りまで行くと固まってしまいます。折れた方はともかく正常な方も、部品取りの物も同じでした。
どうもネジ山がおかしい感じです...緩める際ナットに食われ、ピッチが狂ったのかな?意外と軟らかい材質なのかも知れません...
またボルトを壊しそうなので、部品取りからロッカーアームごと移植しました。これで何とかなりそうです。
部品取り
エンジン...中身はこんな感じです。中身が錆びており、クランクも回りません(汗)
これも直せたら最高ですが、今の所使える部分を外すのが精一杯です...
搭載している
エンジンのシリンダーヘッド、シリンダーを抜き取りました。
ヘッドガスケットは銅製で、なんとサンドイッチ構造です。HMマークが付いてました。
挟まれているのはアスベスト...かな!?(汗)
シリンダー内部はキズ無く綺麗でした。ピストンも少し当たりキズが見られますが、換えも無いのでこのままでf^^;
ピストン側面には変わったスリットが設けてあります。オイル溜まりでしょうか?ピストンリングもゴツいです。厚さは2㎜近く有りそうです。ピストン頭部にはSTDの刻印が有りました。ノンオーバーホール・
エンジンかも知れません。

ヘッドもバルブを外して掃除しました。
バルブスプリング形状が変わっていました。一方が少し窄まっています。インナーも同形状でした。
またバルブもステム径が違っていました。エキゾースト側がインテーク側よりひと回り太いです。
色々と初めて見る部品ばかりです...さすがは50年代車、面白い!!
バルブは軽く摺りあわせして組み立てました。

さて、また元通り組み立てて、いよいよ始動に挑戦します。
バルブ摺り合わせの効果か、圧縮が良くなった感じです。何回かキックをしていると...
掛かりました~!!バンザーイ!!\(^▽^)/
『ブルン、ブルルルルルン!』思ったより軽やかな、回転のある排気音でした。もっとドスドスした鼓動系かと思いましたが...ホンダっぽいです(笑)
エンジンが掛かり、この車両修理にもより張り合いが出てきました♪今年中には乗れたら良いな~
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突然ですが、わが小隊に1950年代生まれの『長老』をお迎えしました。
JC58ベンリィ号...10代の頃からずっと欲しくて、探していたOHV車です。
遥々長野から届けて戴きました。ありがとうございます!!
時代を感じさせる貫禄有るヤレ具合...でも車体もまだしっかりしています。
うん、カッコイイなぁ~^^♪

有り難い事に車体と一緒に、部品も多数譲って戴けました。
フレームをはじめタンクや外装部品、予備エンジンまで有ります。もう一台作れる位は有るかも知れません。
部品がそう簡単に無さそうな車種と思いますので、これは大変助かります...

時間が有ったので、少しだけイジってみました。もう好奇心を抑えられません!(≧∇≦)
まず火が飛ぶか見ようと思い、フライホイール側ケースを開けました。このエンジンでは右側です。
ここで一つビックリが...キックを踏むと、フライホイールが逆転します!?(画像では反時計回り)
普通は進行方向へ回りますよねぇ...右側フライホイールなら、時計回りという具合に。
一体何が起こったんだ!?と思いましたが、このエンジンの特徴かも知れませんね...
点火方式はフライホイール内部に点火コイルを持つフラマグ点火タイプの様です。ポイントはフライホイールの外に有り、クランク軸からプッシュロッドが出て突付き、作動させる仕組みでした。面白い!
クランキングすると火が飛びました。これはエンジン掛かるかも??

キャブレターも外して分解、掃除してみました。
アマル392と書かれています...この392は「ミクニ」三国製キャブレターを表しているのだ、と教えて頂きました。なるほど!
内部は綺麗でフロートにも錆びは無く、過去に整備をされていた感じです。これはすぐ使えそう!

さて火が飛び、キャブが大丈夫となればエンジン始動を試したい!
キャブにガソリンを送り、キックしてクランキングさせました。
...掛かるか!?と思いましたが...反応は無し。プラグを変えても掛からず。
そうだよねぇ、そうポンポンとは行かないよねぇ...排気量の割には、ちょっとキックの足応えが少ない様な??
ヘッドを空けて、タペットを見てみました。
案の定クリアランスが無く突き上げている感触が有ります...調整ネジを緩めようとした所...
「ポロリ」
なにっ!?
なんとインテーク側(画像では奥側)のネジが折れてしまいました...やっちゃった!
とはいえそれほどチカラを入れていなかったので、もしかしたら少し悪くなっていたのかも知れません...
部品は予備エンジンが有るので大丈夫ですが、ちょっと焦ってしまったかな...反省!
やはり相当な年式の車両、丁寧にチェックする必要が有りそうです。このエンジンは一応シリンダーまで抜き、内部を診て見ようと思います。
50年代車への挑戦...まだ始まったばかりです。頑張るぞ!
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暫く放置してしまい、広告がトップに上がってしまったのでプチ更新です(笑)
雨曇り模様が続くこの頃...急に変わる季節に身体がついて行けず、かったるいですねぇ~
仕事から帰ってきても、バイクに乗る元気が...´д`
とはいえあまりダラダラするのも飽きてしまい、小雨の合間に錆スポ号に風防を付けてみました。
風防は昔C100カブ用に出ていた社外品です。『技研風防』と書かれています。
面白いことに一枚の風防に、なんと3セットものステーが付いています。パイプハンドル用、プレスハンドル用に2種...色々なハンドル&車種に対応した物と思いますが、すごい親切ですね!
この中のパイプハンドル用を開けて付けてみました。

装着してみましたが...
車体に対してちょっと大きすぎ!(笑) 似合わなくはないですが、この風防はやはりC100カブに付いていた方が違和感ないですねぇ...スポカブにはちょっと残念でした。
しかしステーの造りはなかなか良いです。ハンドルステーの位置関係も絶妙です。惜しいなぁ...
エンジン外し中の錆カブ号が治ったら、また取り付けに再挑戦してみましょう。
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