 冬の足音を肌で感じる、深夜のガレージです。 このところ放ったらかし気味になっている、GL400隊長の整備をしてみます。 久しぶりに乗る隊長...重たいです(笑) C200やスポカブに慣れてきた身体には、ちと辛い...。 でもこんなに重たかったっけ??足回りが気に成るので、チェックしてみます。 後輪の動きが渋い気がするので、見てみます。 ブレーキ&ホイールは異常なし...デフを手で回すと結構硬いです。 こんなもんなのかな?と、手元にある部品取りの物を試してみました。 右画像の右端から走行距離の少ないデフ(現在使用・2000km弱)、次が部品取り(約17000km)、そして隊長に初めから付いていたと思われる(10万km超!)です。 結果は予想外!走行距離が少ないほど硬く、最もスムースな動きをしたのは10万km走行のデフでした。オイルの劣化等はどれも無さそうなのに...不思議! 結局一番走行距離を走っているデフと交換。押し引きや発進はかなり軽くなりました。  続いて前輪も整備。キャリパー周りの清掃とグリスアップを行ないました。 暫くの放置で、やはり動きが渋くなっていたワイヤー類も注油。それでもまだ渋いワイヤーはタンクを外し、取り回しをやり直して対応。 タンクを外したついでにバッテリーとヘッドライト周りのアースを、セル・コードを使い結線してみました。 またバッテリーとエンジン本体ともアース結線。GL400のノーマル・アースはフレームにしか落ちていないので効果あるかも?? 始動してみるとセルや灯火は勿論、エンジンの調子も良くなり軽く廻る様になった気がします。 アイドリングも結構上がったので、1000回転位に調整。以前はこの位ではややバラ付き気味だったのですが、アーシング後は更に回転を落としても大丈夫そうな位、しっかりとした鼓動感になりました。  傍らでは相棒のⅠ君が、GL1100インターステーツを引き出しエンジン始動を試みていました。 ツーリングの準備かな?と思ったら、何とこの車体を売却する事にしたのだとか。 この車両にはⅠ君の技術&愛情がたっぷり注がれています。まだこのガレージを一緒に借りる前、彼が自宅でたった一人で外装を全部外し、エンジン修理をしていたのを思い出します。部品を探すのも情報が少なく一苦労だったと聞きました。個人でこのバイクを直している人も珍しいでしょうから...。 一緒に取り付けたフロントスクリーン...重たかったなぁ(笑) 機能もフル装備でなんとETCまで搭載しているこのGL1100ですが、このバイクには東京はちょっと狭すぎる様です。乗り回せないのが可哀想なので、売却を決めたということでした。 う~ん...何だか寂しいなぁ...記念にGL同士で記念写真をパチリ。  思う存分、走り回れる所へ行けると良いね...元気でね... そんなことを想いながら、GL1100の後ろ姿を見送りました。
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 先日、電線を焼損してしまったGL隊長のハーネスを交換します。 ハーネスは走行の少なかった部品取り車の物を使いました。 GLのハーネスは太いですが意外とシンプルな構成で、解りやすい物でした。 しかし、通っている場所が微妙で...。 特にバッテリー&エアクリーナーケース周りが知恵の輪状態で、カプラーが通らない! あれやこれや付近のネジ・ボルトを緩めたりと、以外に手間を取られてしまいました。 でもなんとか分離に成功です...それにしてもボロボロだ!(笑)  ハーネスの中間に、面白い物を見つけました。 こんな所に整流ダイオードが付いています。これは、カブに使えるかな?  新しい方のハーネスを取り付けます。 おや?ハーネスの長さが少しだけ短い??(写真取り忘れた...悲!) ヘッドライトケースに収まる部分の長さが少し短く、以前のものより収まりが良いようです。 年式によって改良されたのでしょうか? もう雨水の浸入が無い様、ビニールテープをしっかり巻いて、取り付けます。 取り付け完了後。 GLのエンジンの回り方が少し軽くなりました。アイドリングも鼓動感が大きくなった様な... 電気関係のストレスが軽減されて、調子が出てきたのかもしれません。 発進時もトルクが上がって、アクセル開度も以前より軽くなった感じがします。 いやぁ電気って、馬鹿にできませんねぇ...。これからは気をつけなくっちゃ。
 今週末は音楽仲間とキャンプです。 GL400[隊長]号に荷物をくくりつけてお出掛け。 突然の驟雨に当てられながらも、テントでなかなか楽しい一夜を過ごせました。 翌朝は良い天気、片付けも済んでさあ帰ろう...という時でした。 キュルルルル....!?エンジンが掛かりません。 おや?さっき荷物を積む時、試しに掛けたときは掛かったのにな?? プラグを見てみると、どうやら火が飛んでいない様です。 参ったなぁ...。 これがポイント点火のカブとかだったら、原因はまあ何とか修復出来そうな?気がしますが GL400はCDI...壊れにくい分、壊れたらもう絶望的な感じ...。 どうか、どうかCDIのパンクとかじゃ有りません様に! そう祈りながら、配線を一つ一つ追ってチェックしていきます。 なかなか見つからない!GL隊長を置いて、電車で帰るのを覚悟しかけたその時... 見つけました。こんな所に隠れていました。 メインハーネス内のイグニッション電源線が、すっかり溶けて剥き出しになっていました。 おまけにこの所の降り続いた雨がハーネス被服チューブ内に溜まっていて、はみ出してしまった電線を緑色に腐蝕しています。もちろん断線もしています。 なぜ電線が溶けたのか?このライン上の結線にどこか接触不良が有り、抵抗が掛かり熱くなってしまったのかも...または他にも原因が?? 溶けた被服の熱は他の線にも伝染しており、ハーネス自体がダンゴになっている箇所も有りました。 う~ん...気が付かなかった...。  急いで仲間の車で最寄のホームセンターに連れて行ってもらい、電線を購入。 駄目になったイグニッション電源ラインをハーネス外からバイパス結線。 今度は...掛かりました。ホッと一安心。 帰ったらハーネスを取替え、結線をチェックしなければ...。 その他にもGLは電気的に困った部分が有ります。 独特のエンジンの形状から、プラグは左右斜めに剥き出しで付き、防水ゴムの付いた長いプラグキャップが刺さっています。 雨の中置いていたり走っていたりすると、プラグキャップが濡れ 時折防水ゴムの隙間からプラグ穴内に雨水が浸入、火花が漏電し エンジンが突然ストップしてしまう事があります。 こうなってしまうとプラグを外し...穴内の水分を拭き取り...プラグキャップの水気も取り...と 面倒な作業をしなければなりません...雨の中など、本当に面倒です(泣) 自分の個体のプラグキャップが悪いのか...はたまたGL400/500皆起きている事なのか...。 これも良い方法を考えないと、お出掛けが楽しめません。
 GL隊長のフロント・フォーク。 走行の少ない部品取り車から移植してしばらく走ったのですが 右側フォークのシールから、突然オイルが噴出!! ダストシール内にグリスを充填し直したりして、騙し騙し走っていたのですが... 先日とうとう、ブレーキ時にフォークが「ガツン!」と底付き! 今まで何度か体感しましたが、あの感覚は怖いしイヤなものです...。 頑張ってフォークの分解清掃&シール交換に挑戦します。 シール交換は初めて...上手く外れてくれるだろうか... 巷には「シール専用外しツール」「シールはめ込みツール」等 出回っている位だから、道具無しでは結構難しいのかな??? フォークを前に悩んでいた所、居合わせた相棒のⅠ君が一言。 「エア・フォークなら、[スナップリング]外して空気入れてやれば、簡単に抜けるんですよ」 なるほど!!それは気が付かなかった! コンプレッサーの圧縮を使って試した所...「ポン!」とあっけなく抜け! シールをこじって傷付けることも無い...素晴らしい裏技だ! Ⅰ君、伝授頂き感謝!  シールが無事に交換できたので、一気に作業が進みました。 内部を軽く洗浄後、10番のフォークオイルを注入。 オイル量はサービスマニュアルに従い、185cc前後。 組み付けてストロークさせた所、オイル漏れは完治! 乗り心地もぐっと良くなりました。  フロントフォークが良くなって、ふと気が付いた事。 なんだかリア・サスペンションがぴょんぴょん跳ねる気が...。 やっぱりダンパーが抜けているのかな...今度はこちらも面倒見なければ!
 エンジン載せ換え後のGL隊長。 すこぶる快調で、快適です。 この調子を永く保ちたい...しばらく慣らし回転で走っています。 走行中のエンジン問題はこれと言って無し。 しかしまだ左右発の同調がずれているようです。 アイドリング中にちょっと不整脈が...。 メーターを使い同調を取ります。  アイドリングも落ち着き、いい感じになりました。 トロントロン...Ⅴツインらしい音がするようになりました。 エンジンが静かになると、また気になる音が...。 右ディスクブレーキが引きずり、鳴くようになってしまいました。 パットを換えたり、掃除したりしましたが、ちょっと走ってみるとまた音が出ます。 どうも渋滞時ハンドルを切ったり、カーブを通過した後出る様です。 フォークが関係してるのかなぁ...そういや右フォーク、シールからオイルが滲んでるもんなぁ...。 また新たな宿題を出されてしまいました。う~ん。
 ぽかぽか暖かい、絶好の作業日和。 久しぶりにバイクに触ります。 以前からやろうやろうと思いながらも先延ばしにしていた、GL400『隊長』号のエンジン交換に挑戦します。 近頃のGLはご機嫌斜め。 信号待ち等で停まっている時など、エンストを頻発するようになりました。 それに出足のパワーも大分落ちてきているような...。 キャブレター調整で何とかしてみようとするのですが、なかなか機嫌が直りません。 耳障りなノイズも増え、ディーゼル車の様...。燃費もかなり悪くなってきました。 それもその筈、このエンジンは走行10万キロ超。 自分の所に来るまでは、あるバイク屋さんで代車&限定解除練習用に長らく活躍していた車両なのです。とうとう役目を終えスクラップになる所で、うちにやって来たのでした。 それでもまだ走れるのは、この車種の卓越した耐久性のお陰か。でもそろそろ限界かなぁ...。 載せ変えるエンジンはこれ。部品取り車から移植です。 見た目は醜いですが、まだ走行わずか1300キロほど。 これを上手く載せることが出来れば、一気に若返ることが出来ます。  ガレージの同輩Ⅰ君にお手伝い頂き、隊長からエンジンを降ろします。 降ろす前にⅠ君のGL1100インターステイツと一緒に、記念写真をパチリ。  外す部品点数や配線は大変シンプルで楽なんですが、如何せんエンジンが重い!! 木枠やジャッキを使い、二人で思考錯誤すること一時間...。 何とか無事にエンジンが落ちました。 長いこといろんな人を乗せて、地球何周分も走り続けてきたエンジン...本当にご苦労さまでした!  エンジンの無くなったGL隊長。何だかとても変な感じです。車体もウソのように軽くなりました。 一服がてら、ちょっとエンジンの気持ちになってみます(^^)  さて、エンジンを載せていきます。 ちょうど遊びに来て下さった「黄カブ」のきーんさんの手も借りて3人がかりです。 二台のジャッキを慎重に上げ下げして、車体に合わせていきます。 最後はちょっと力任せに「エイヤッ!」なんとか搭載に成功しました。 搭載後、オイルを交換します。 ドレンから出てきたオイルは経年変化でサラサラになっているものの、まだ透明でした。 タペットの調整のため開けたヘッドカバーの内側もピカピカです。まるで新車の様!  整備を完了し、家に帰りがてら処女走行です。 う~ん、アクセルが軽い!音も振動も無くスルスル走ります。 しかしまだ「慣らし」が残っている雰囲気が吹け上がりに感じられますが、ギクシャクせずしっかり力が有ります。わが隊長も無事、生まれ変われたようです。ヨカッタ!! これからの良い季節、ツーリングがより楽しみになりました(^^)
タイヤは解決したので、今度はブレーキです。 フロントダブルディスク化!を狙います。 隊長は元々ダブルディスクタイプでした。 しかしうちにやって来た頃には右側がそっくり失われ、左側ディスク一枚&片側2ポットキャリパーになっていました。しかもキャリパーの2ポット片側は経年変化で固着状態、ポット一個で制動している状態でした。 当然、全重250kg超の車体を停められません。 互換性のノウハウも判らず、色々中古キャリパー&ディスクを物色した結果、使えそうだったCB750F系大径シングルディスク&片側1ポットキャリパー仕様に落ち着きました。2ポットに比べオーバーホール代も安く済むのも決め手でした。  改良後、停まれる様にはなりましたがやはり制動力不足は否めませんでした。 タクシー客乗せ急停車や、歩行者自転車の急な動き等、街中にはググッ!停まらなくてはならない事態がいっぱいです。 やはりシングルディスクでは...。 さらに物色を続けた結果、やっと良さそうな右キャリパーを見つけました。 「車種不明」として安く入手でき、分解清掃程度で復活し助かりました。 形は似ているのですが、大きさが一回り小ぶりです。恐らく250cc用だったのでしょう。 ディスクの大きさが左右変わってしまいますが、見た目は違和感無さそうです。 ついでにマスターシリンダーのシール交換も行います。  さて、効果は? ブレーキレバーのタッチは以前とそんなに変わりませんが、さらに握ったときの効きが格段に違います。奥でググッ!と効いて停まれます。これなら安心です。 急ブレーキで後輪が浮き上がるほどの制動力になりました。 ブレーキが効く様になると、今度は乗車姿勢が気になってきました。 用品店であれこれ悩み、ようやくしっくり来そうなハンドルを見つけました。 手足の短い身体を持つと苦労します(笑)  これでとりあえず不安な部分の改良は済みました。 早くツーリングで効果を試したい!のですが、今週末はあいにくの天気ですね...。 あぁ、早く暖かくならないかなぁ~。
 パソコンが故障していたので、久々の記事です。 GL隊長号の装備改変をやりました。 より快適に、長く走るのが楽しくなってくるマシンを目指します。 元々『リサイクル業者も嫌がって持っていかなかった伝説!』を 過去に持つわが隊長。(笑) 公道に出るために色々作業が必要でしたが まだ未解決で残っていたのがタイヤ&ブレーキ問題でした。 先日の伊豆での転倒以来、タイヤは大問題アリでした。 なにせフロントはサイズ違いの中古タイヤ、 リアなどまだ当時のヨコハマタイヤでしたから...。 とはいえ自分で履き替えるのが億劫だったので、久しぶりに最寄の二輪用品店に交換に行きました。 オープン直後時間を見計らって作業をオーダー。 思ったとおりピットはまだ空っぽです。 『オートバイは何ですか?』 『ホンダGL400です』 このやり取りの直後に店員の動きが...何故か急変...? 少し待たされ貰った返答は『二時間位掛かります』 え?誰もいないのに?まだタイヤも選んでないのに? 疑問に思い聞いてみると、要するに『あなたのバイクは古いから』というような返答。 時間はもう少しなんとかなりませんか、との質問にも何だかそぞろな態度です。 私の様な素人が素手でやってもそんなに掛かりません。 旧いバイクを頼んだのが悪かったかの様な印象を受けてしまいました。 少し気持ちが凹みましたが、場所を変え実家の近くの二輪用品店で再挑戦。 ピットは混んでいましたが、今度はすぐ対応してくれました。 店頭に並んでいない在庫のタイヤまで調べてくれて、前後パターン合わせをしてくれました。 順番待ちを含め時間も思ったより早く、1時間ほどでした。 よいお店で交換できて、少し元気が出てきました(^^) 前後ともブリジストンのBT-45に履き替えました。 扁平率を下げ、押し引きが少し重たくなりましたが 足着きが少し良くなり、グリップも良く安心して曲がれるようになりました。
今日はCUB仲間の皆さん、忘年会に集まってるなぁ。 自分はちょっと用があって、今年は参加できず。 あぁ、あの美味しい料理、マニアックな話や乗り物達、 腹がよじれるほどの大笑いしちゃう、楽しい会話...。 悔しいなぁ~!泣!  少し時間の有った昼間だけでも、GL隊長で駆け込み参加したかったのだけども、 当の隊長は突然のブレーキ・マスターシリンダーが不調。 油圧が抜けかかって、レバーがふにゃふにゃ。 そりゃあ無いよ~、涙涙! おっかなびっくりガレージへ来て、応急修理。 原因はキャリパーのブリーザーバルブ。 重症じゃなくってまあ良かったけれど、 いずれマスターも新品入れなきゃなぁ。  今日はもう一作業。 以前から付けようと思っていた、メーターバイザーを取り付け。 おお。新鮮な感じ。  ただの飾りかと思っていたメーターバイザー。 でも走ってみて、意外な効果に気が付いた。 胸の辺りに来る風圧が、すっかり無くなって楽になった。寒くない! 風もうまい具合にヘルメット方向に逃がされて、向かい風も辛くない。 ようやくツアラーらしくなってきた(笑)ツーリングに行かなきゃ!
 スポカブ・エンジンは、ガスケット待ちなので今日はお休み。 久々にGL400「隊長」と遊びます(^^) うちにやってきた時からずーっと気になっていた、フロント廻り。 この車体は、なんだかフロントタイヤが傾いでいます。 フレームか?三叉か?はたまたフォークの曲がりか? 走行10万キロ超えの車体なので、仕方無いなと思っていたのですが やっぱり気になる。 この際、どこが原因か調べるのを兼ねて、 走行1200キロ足らずで打ち捨てられてしまった新古?の部品取り車から フロント周りを移植します。  これがそのフォーク周り。 ダブルディスク仕様です。 走行が少ないだけあって、色褪せてはいますが 状態はすこぶる良好。 でもキャリパーが足りない...。 フロント周りを外した隊長。 短いですね~(笑)  なんか怖いなぁ...。  フォークとハンドル。 こちらには曲がりの形跡は無い様です。  こちらは三叉。 使い込まれてます。曲がっている...様に見える?  各部を磨いて、グリスアップして組み付け。 組み上げてみて、やっと原因が判りました。 フレームが曲がっているようです。 だって分解する前と、タイヤの傾きが殆ど変わらないだもの...涙。 しかしフォークの動きは格段に滑らか。 乗り心地は向上です。 同時にフロントブレーキのタッチも、前よりしっかりしたかな? ついでにハンドルも、アップハン→後期のセミアップハンへ変更。 前傾のユーロスタイルになりました。 帰り道。 ハンドルの高さを細かく調整しながら走る。 前傾は久しぶりで、腕の短い自分にはちょっと辛いけれども、 腰にかかる負担は大分減って、高速道路は楽かもしれない。 グリップも換えてみようかな。 次のツーリングが楽しみです。
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