 分解保管していた車体が大体組めスペースが出来たので、稼働中のジュノオも作業します。 先日のツーリングでブリーザーから白煙を吹いた原因確認と、エンジンを切り離し保管している物と取替えが目標です。 交換予定の保管エンジンも以前稼動させていて、高速道路を走った事も有る調子の良かったエンジンです。 上側が白煙を吹いたエンジン(刻印C145)、下側エキパイの付いたままの方が新たに付けるエンジン(刻印Y105)です。 ここからは故障エンジンの具合原因は見えません。やっぱりケース分解するようです。 2機見比べていると、オイルポンプ廻りの作りが少々違っていました。どちらが古いのか不明ですが、ドレーンボルトが有る無しの他材質も少し違う様です。 この他にもう1点、気になる違いを見つけました・・・  クランクシャフト後端部(丸く花の様に見える部分)の両脇の丸穴はカムチェーンの所まで貫通していて、覗くとカムチェーン廻りを少し見ることが出来ます。右側の穴からはカムチェーンテンショナーローラーが見えます。 左の穴からはカムチェーンにオイルを給油するラインが見える筈なのですが・・・  左画像:載せる予定のエンジンには何も付いていない様に見えます。 右画像:外したエンジンにはバンジョーボルトとパイプが見え、給油ラインが有るのが分かります。 載せる予定のエンジンは、このオイルラインが省略されている???どちらが先なのか不明ですが、エンジン内部にこんな変更が施されていた事が確認できました・・・ う~むジュノオ、奥が深すぎる・・・  実はこの部分の違いは少し前に他のジュノオ仲間の方が 修理中発見され、そういうエンジンが有るよとの情報は聞いていました。その方は自作でオイル給油ラインを追加されたそうです。 しかしうちのエンジンにも有ったとは!驚きでした^^; カムチェーン給油ライン無しのエンジン・・・使うのはどうかと悩みましたが、一旦こちらで組む事にしました。  外したエンジンはこの車体の作業後、分解して中を見てみます。 まだまだ作業は続きます・・・ 追記:カムチェーン給油ライン(オイルガイド)の無かったエンジンは、外したエンジンが修復できたら再度載せ換え、対策を施してみようと思います。 対策についてはベンリィ90 C200のタペット給油ノッズルを参考にした腹案が有りますが、まだ思案中です・・・
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 エンジンもスイングアームまで組み上がり、フレームを載せる段階までたどり着きました。 組上げてもミッションやジェネレーターやリア足回り等に不具合が有ったら、またこの段階まで戻らなくてはならないのが ジュノオの厳しい所ですが・・・とにかく動かしてみないと分かりません。(汗) 点検をした後フレームを載せていきます。 このフレームには何時ごろ書かれたのか分かりませんが、ちゃんと車名が書いてあります^^ 表面はサビが目立つ場所も有りますが、裏面は油汚れを落とすとなかなかきれいで驚きました。純正塗装のアイボリーも私が塗った稼働中 ジュノオよりよっぽど鮮明で良い色をしていました(笑) フレーム内を走るハーネスや、燃料配管を挟まぬよう気を付けながらゆっくりドッキング。無事フレームが付きました。  前輪やモールなどの部品を付けていきます・・・ サイドモールをフェンダー上部のメッキリングに留めようとした時、ネジ穴が全然合わないのに気が付きました。 何か組み付けを間違ったかな?と見回したが大丈夫でした。何でだろう?? 持っていたもうひとつのリングと見比べてみた所・・・形が違っていました。横の張り出しが広い物、小さい物2種類有るの???知りませんでした・・・^^; このリングが2種有るんだから、モールも2種類有る筈・・・探した所やはり有りました。ネジ穴の位置がちゃんと張り出しに合っているみたいです。 付けてしまった張り出しの短いリングに合うモールは片方がかなり傷んでおり使えませんでした。 リングはフロントフォークをフレームから抜かないと取り外しできません・・・せっかく載せたフレームを再度外してからフォークを抜き、リング交換となりました。  何処か触るたびに何か発見が有る ジュノオ。面倒ですが面白いです^^ まだまだ作業は続きます・・・
 このところ、久々に ジュノオ号を触っています。 先日のお花見ツーリングで、ブリーザーから白煙を吹いた ジュノオ号。原因究明&修理の為にはエンジンを外し、ミッションと分離の上クランクケースを分解しなくてはなりません。 その作業スペースを作るためと、細部の組み方を忘れかけている自分自身の訓練をかねて・・・分解保管状態の ジュノオを1台組み立てる事にしました。 この車両は私の所へ来る前友人が入手し作業を始めたものの、中断したまま数年放置になっていた経緯が有ります。その為どこまで部品を外しボルトを緩めたのか、どの部分が欠品なのか不明なので手探りの作業です・・・ 自分も仕組みや部品の場所を相当忘れていて、良い訓練になりました^^; このドライブギヤ廻りは何度も組付け失敗し、やり直しになりました^^; 付くリブ付オイルシール(サイズ65 78 10)とドライブギヤをサンドイッチする様に後のケースを嵌めていくのですが、嵌り具合が良くないとシール当り面にすぐ隙間が出来てしまう様です。 シールの硬化?も関係有るかも知れませんが・・・液体パッキンが一部厚く付いてしまっているだけでも変形が起き、隙間が出ました。シビアですね・・・><; 自分の手際の悪さゆえですが(汗)ここの組み付けに1日掛かってしまいました。 ドライブシャフトAssyを留めているボルト2本・・・これが驚いたことにM7のボルトでした! 組み付けるとき何処かに紛れてしまっており見つからず、血眼で手持ちの部品類を探し回った所・・・かろうじて見つかりました。 前回この部分を分解作業した際には気が付きませんでした・・・危なかった!(ボルト頭はM6と同じ10mm) もし ジュノオミッションを分解される方は、このボルト2本は無くさない様気を付けられた方が良さそうです^^; この後スイングアームを組み、作業は続きます。
 週末、ジュノオ号で出かけた際、暗くなってライト点灯させた所、突然ストップしてしまいました。 原因はどうやらバッテリー上がり...だましだまし4年近く使ってきたバッテリーが、寿命を迎えてしまったようです。 とりあえず実家の近くまで来ているのでそこで充電させてもらおうと思い、路肩にジュノオを停め非常用ロープスターターにて始動を試みる事にしました。 何度かロープを引き、アクセルを吹かし辛うじてエンジン始動...と、そこまでは良かったのですが... 停めていた場所が悪かった様で、始動した拍子にスタンドが下りてしまい、ジュノオが倒れそうになりました。 必死で握っていた始動ロープとヒザで車体を支え、何とか転倒は免れました。しかし始動用ロープははずみで切断...左リア・サスペンションが自分のひざに強く当たり、プラカバーが割れてしまうという...ちと痛い損傷を負ってしまいました... エンジンは掛かったので走り出せたのですが、すぐお尻に違和感を感じました。 なんとカバーの割れたリアサスが沈まないのです! よくよく見てみるとヒザにぶち当たった衝撃で、少し曲がってしまった様にも見えます。まさかとは思いましたが... ゴツゴツと来る路面の衝撃で乗りづらかったですが実家に避難し、新品バッテリー(12V14A)を購入し交換...その後ガレージにてサスをチェックしてみました。 画像右側が今回損傷した?サスペンション、左は保管していた部品取り車のサスです。 写真では分かり辛いです...右の物がほんの少しですが、中程から曲がっている様に見えます。 たったこれだけなのですが...ぜんぜん沈みません。ダンパーのロッドが曲がったのかも知れません。 ジュノオのサスは外観は角型ですが、中身のスプリングは円形です。おそらくカブの物とそれほど変わらない太さのユニットが入っているのだと思います。  部品箱の中から使えそうなサスを探し、応急的に交換しました。 交換した物は正常に作動してくれ、乗り心地は元に戻りました...ヨカッタ! しかし...こんな事でサスペンションが曲がってしまうとは...初めての経験でした... 機会を見て損傷したサスを分解して、どんな風になったのか見てみようと思います。
先日の作業でミッション故障箇所をチェックしたY氏ジュノオ号。 この日はミッションを開け、故障箇所の発見とバダリーニ・ミッション結合体の取替えを試みました。 出来ればこの日の内に完成させ、作動チェックをしたい...頑張るぞ! Y氏ジュノオのミッションを開けます。 内部はすこぶる良い状態です。が、外部チェックからは綺麗に見えたミッションオイルも、内部では黒く濁り汚れの堆積が見られました。オイルはおそらく当時モノのままと思われます。 心配していたシャフト部オイルシールのコンディションも良く、再使用できそうです。Y氏と一緒に残存ガスケットを剥がし、用意して頂いたパーツクリーナーでケースを綺麗に洗います。  さて原因は...ココでした! ミッション結合体のドライブ側ベアリング(サイズ番号・6008HS)が、手で触るとグラグラするほど磨耗が進んでいました。交換予定の部品と比較すると、そちらは異常有りませんでした。 ヒラノM85氏も駆けつけて下さり、3人で検証...おそらく暫く動かさなかった為若干の錆汚れが付き、再稼動した時噛んでしまい悪くなってしまったのでは?という予測をしました。 このベアリングを入れ替えれば治る可能性が出て来ました...よ~し、元気出たゾ!♪  ケース接合部は液体ガスケットで組むよう、マニュアルに指定されていましたので接合面に液体ガスケットを丁寧に塗り、部品を収め慎重にケースを組みます。 ケース締め付けのM6ナットは全部で23箇所!マニュアルによると内側から外側へ反時計回りに締めるように、との指定です。マニュアルの印刷が読みづらく順番が怪しいが...慎重に締めていきます。 ケースを組んだあとオイルポンプ&発電機を組むのですが、このケース締め付け方と関係が有るのか上手く収まらず...何度もケースを開け閉めする破目になりました(泣) 特にオイルポンプに至ってはケースとのマッチング?が行われているのか、他のエンジンから持ってきた部品が合わず苦労しました。3人であれこれ考えながらの組み立てになりました。 マニュアルをよく読み返すと、「ミッションケース締め付けナットを少し緩めると外しやすい」との注意が有りました。それに従い部分的に少し緩め装着させ、また締め直ししました。 これを自分1人でやっていたら、頓挫して諦めちゃったかも...まさに「3人寄れば文殊の知恵」でした(感謝)  3人で力を合わせ、作業開始から10時間後...フレームが載りました! もうココまで来たらエンジンを掛けたい!お2人とも翌日お仕事でしたが、作業を続け一気に完成させました。 エンジンオイル&ミッションオイルを入れ、下周りを覗き漏れが無いかチェック...ヨシ、漏れなし!^^♪ エンジンを始動し、ミッション作動を確認すると、異音が消えスムースに作動してくれました。 ミッション修理、成功の様です!本当にお疲れ様でした!! 作業後お疲れの所、ヒラノM85氏に車で家まで送って頂きました...感謝ですm(TvT)m  作業後ひと晩経過してチェックした所、オイル漏れは発生していないとY氏から連絡を戴き、ホッとしました。 近いうち試乗し、異常が無ければツーリングに行きましょう、ということになりました。異常無く復活!となる事を祈ります。 この一連の作業をさせて戴いたお陰で、自分の故障しているジュノオミッションの修理方法が解り、復活できそうです。貴重な体験でした...
 Y氏のガレージにお邪魔し、異音のでたジュノオ・ミッションをチェックして来ました。 まずは患部?に到達する為、車体をエンジンから外しスイングアームを分解しました。Yさんももう慣れていますので、分解作業は順調に進みました。 疑いのスプロケット・ベベルギアに到達、外してチェックしましたが、特に異常は見つかりませんでした。 問題は更に奥の方、やはりバダリーニユニット本体に有るのか...ミッションに手を突っ込みユニットを直接回してみると、なんとなくゴロゴロと音がします。 う~ん...やはりミッションを開け、昨日外したユニットを移植、交換する方法を取るしかないようです。 また日を改めて作業する事にし、この日はこのまま部品をまとめ、作業続行を断念しました...無念!!(涙)  Yさんは4月17日に宇都宮市・大谷町資料館入り口景観公園にて開催される『 2011 パイオニアラン』にジュノオで参加される予定で、楽しみにしておられました。 しかしジュノオが治らない為、このままでは参加車両が有りません...(>_<) ジュノオを片付けた後、やはり最近入手されたというシルバーピジョン・ボビーDXを参加できる様、軽整備してみることにしました。 元よりエンジンは掛かり、各部とも大体異常無く作動するとの事...エンジンオイル交換や少しガタ付くハンドルステム、少し作動の怪しい電装系をチェックしてみました。 なかなか触る機会の無い車体です...戸惑いも多く一筋縄では行きませんでしたが、シンプルな構造や車体の状態も良い為、助序に調子が良くなってきました。 最後には電装も復活、搭載しているアポロウインカーもきちんと点灯する様になりました。ライトをONにすると吹けなかったエンジン回転も治り、ライトも明るく点く様になりました...ハンドルのガタもなんとか治まりました。 これなら現地で走行するのはとりあえず大丈夫そうですね...良かった!!
先日軽整備を終え、公道デビューしたYさんジュノオ号。 「走行時、気になる異音がするようになった」と連絡を戴いたので、ガレージまで乗ってきて頂きました。 試しに走らせるとミッションから『ゴワーッ』と言う音が出ています。結構大きい音です。停まってエンジンを吹かしても起きないので、出所はどうもミッションの様です。 この音には自分も覚えが有ります...今乗っているジュノオも以前ミッションからこれに似た音が出始め、故障を恐れエンジンを 載せ変えた事が有りました。 2台も似た症状が出るとは...これはジュノオを永く楽しむ為には無視できない現象です。良い機会なのでYさんジュノオ号修理の為、手元のミッションを一機分解し、原因を探してみることにしました。  バダリーニ・ミッション分解は初めてです...しかも歯車を使った通常の物と異なり、油圧ポンプ&モーターの組合せで動いている変ったユニットです。自分も作動原理は書籍にてなんとか解ったものの、ダメにしてしまうのが怖くて開けて見る気は起きませんでした。 マニュアル&パーツリストをもう一度読み返し、順番を確認して作業に入りました。 ミッション前部にあるオイルポンプユニットを外し、18箇所も有るM6ナットを緩め、合わせ面に慎重によく研いだスクレーパーを入れ、こじ開けていくと... 『パクン!』と音を立て、綺麗にケースが開きました。中身ご対面です! 思ったよりシンプルな印象の内部です。もっとゴチャゴチャしているかと思いましたが... 上部のプライマリーシャフトをエンジンが駆動し、チェーンを介し下部のポンプ・モーター結合体を回転させます。 この結合体こそ、ホンダH・R・Dことバダリーニ・ミッションの心臓部です。この塊は2重構造で内部に7本のプランジャーを持つポンプが有り、エンジンからの駆動で回転し、油圧を生み出します。 その油圧を外側の油圧モーターが受け、7本のプランジャーが順次押し出されスワッシャープレートに突き当たります。スワッシャープレートは斜めにローラーベアリングの勾配が付いている為、押し出され伸び切ろうとするプランジャーは滑って横にずれます。そのずれる力を回転にして出力している様です...眼からウロコ、驚きの仕組みです!  中央の円の付いた部品がスワッシャープレートAssyです。この部分はハンドル左手グリップの操作で角度が変わります。角度が変わる事により、ポンプがモータープランジャーに油を充填しプランジャーの伸び切る量が変わります。伸びる量が多い方がポンプ駆動が余計に掛かります。 プレート角度が少なくなればなるほど充填が早くなり、ポンプとモーターの回転差は近づいていき、角度が無くなると回転は同期するそうです。その充填のタイムラグ?を、変速として利用しているみたいです。 右画像がスワッシャープレート&モータープランジャーです。  さて、異音の原因は何処でしょう?? 全てが複雑でデリケートそうで、確定しかねますが...エンジンを吹かしただけでは音が出なかった事から、原因はオイルモーターからドライブ・スプロケット周りに有るのではないか?と見当を付けました。 この大きく重いポンプ・モーター結合体は、大まかにはたった2つのベアリングでケースに支持されている様です。下の画像はドライブスプロケット側のベアリングで、サイズは6008HSとなっています。 回転だけでなく、プランジャー作動による軸方向の力を受ける為か、外周には溝がありメタルが挟まれています。悪くなるとしたらココではないか?と思うのですが...もしこの部分が原因なら今でも手に入るサイズの様ですので、修理は可能と思います。  もう一つ気になっている部品は、ドライブスプロケットAssyです。 上のモーター出力部に直接付く部分で、このベベルギア&スプロケットの軸部分にもアルミ製・リテーナー付きのローラーベアリングが入っています。このベアリングが悪くなり音を発しているのでは...という疑惑も拭いきれません。 明日この部品を持ってYさんジュノオをチェックし、交換を試みようと思っています。 この部分で済めば助かりますが、最悪ユニットごと移植となるかも知れません。 いずれにしてもこの部分までアクセスするのは、かなりの作業になりそうです...頑張ろう!(汗)
 パソコン不調の為、今頃のアップになってしまいましたが...前回の続きです。 フロントまわり整備を終えた ジュノオをヒラノm85様の車に積み、Yさんの秘密基地へ運び、作業続行です。 ここでフレームを外さないと触れない裏面の燃料ライン、チェーン周りをチェックします。 車体の状態が良いお陰で部品もボルト類もスムースに外れ、助かります。 フレームを外す為取り外したマフラー...両方ともしっかりしていて貴重ですねぇ。 しかし片方だけ妙に状態が新しい!?もしかしたら新品ではないか?と3人で盛り上がりました(笑) 排気熱で溶けて失われていることの多い、マフラー周りの防振ゴム付きステー類も一揃い残っていました。 その他にも随所に良好部品が見られるYさん ジュノオ...これは是非生き返って貰いたいです。  スイングアームも兼ねるチェーンケースカバーも外してチェーンを見ましたが、ここも大変良好な状態です。 チェーンのみ新品に換えてある様です...若干チェーンテンションが締め気味だった意外は異常有りませんでした。 ここもフレームが乗ってしまうとなかなかアクセスしにくい部分です...今回確認できて良かったです。 エンジンの汚れを落とし、いよいよ組み立てに入ります。  今回は人手が多く、しかも旧車に経験の深いお二方がいらっしゃるので素晴らしいスピードで車体が組みあがっていきます。 途中イグニッションキースイッチとフロントボディカバーのフッティングがずれてしまい、取り付け出来ない問題が出ましたが...原因は昨晩、自分のやった分解作業時に部品を変形させてしまっていたのが原因だった様です(焦)...しかしヒラノm85様の機転で無事修正でき、外装もできあがりました。 陽が暮れる頃には組み立てを終え、乗れるようになりました。  独特な機構&乗用車並みに外す部品の多さに驚かれていたYさんでしたが、無事組みあがった ジュノオに何度も跨られ、とても喜んでおられました(^^) Yさん基地には大変貴重なバイクや車が並んでいますが、スクーターは ジュノオただ一台...とても目立ちます(笑) 残りの小欠品部分を早く直して公道復帰し、実用コレクションに加えて愉しんで頂きたいです♪♪
 先週末Yさん ジュノオの復活に向け、集中作業をしました。 この週末中に ジュノオはYさんガレージへ移動し、ある程度完成させる予定になっているので、うちで出来るだけの作業は終わらせてしまおうと思い、久々に徹夜で作業をしました。 シャッターを下ろせばそれほど寒さを感じず、快適な夜でした。 痛みが進み、ひびが入ってしまったフロントボディカバー&フロントフェンダーを変えて欲しいとの事でしたので、ガレージに眠る部品取り車のモノと交換することにしました。 その為には嵌め込み&締め込み嵌合になっているハンドルを外さないといけませんが...この車体は無事外れるかな?? ワイヤー周り&配線を取り、ステムトップナットを念入りに注油してしばらく置き、ナットをタガネで叩いてみた所...意外にクルッと簡単に廻りました。 今までの ジュノオのハンドルはこの嵌合が非常に硬く、中には外すのに数週間掛かった事が有るので心配していたのですが...この車体は分解された事が有ったのかもしれません。 一番不安だったハンドルも無事外れ、ひとまずホッとしました;^_^A  フロントカバーを取り、ついでに前回取り外しに失敗し、千切れてしまったハンドルロックの残骸を炙って取り除き、フォークも外しグリスアップしました。 ハンドルの動きは異常無かったのですが、やはりグリスが乾いておりカチカチになっていました。ベアリングが齧ってしまうと大変です...見ておいて良かったです。 さて、フロントフェンダーを交換し、車体にフォークごと差込み取り付けたのですが...付けてみるとなんだか動きがヘンです。ハンドルを切るとき、何処かが当たってしまっている感触です。 何が原因だろう??付けたり外したりして様子を見ていたところ...  なんとフェンダーの裏が、エンジンに接触していました。 初めはステムベアリング・ボールの欠落か?とか、ステムの差込み方が悪いのかな?と思い何度も取り付け直して見ましたが、やっぱり当たってしまいます。 試しに以前から付いていたフェンダーに戻すと、ちゃんとスキマが出来異常有りませんでした。同じ様に見えるフェンダーですが、ちょっぴり形状が違ってしまっている様です。 経年変化のせいかもしれませんが...ちょっと驚きました。  フェンダー取替えにだいぶ時間が掛かってしまいましたが、なんとかフロント周りが完成し押し引き出来る状態になった頃...輸送役のヒラノM85さんが来られました。間に合った~! Yさんガレージに移動後、作業する時間を見越して明け方出発です。はたして完成するのだろうか?? 次回に続きます...
 寒い中、Yさんが遥々バイクでガレージに来られ、一緒にYさんジュノオ号の整備をしました。 乗って来られたCG125の荷台にはタイヤが2本。前後タイヤを交換される様です。 ヒラノM85さんもジュノオで来て下さり、3人でホイールを外し、タイヤを交換しました。 おそらく当時モノ?なタイヤはすっかりヤレて硬さを失っており、なかなか合わせホイールから剥れてくれず苦労しました。 『スバル360のタイヤはすぐ取れたのにな!』と、Yさん。そういえば似たホイールでしたねぇ。 タイヤを外したホイールは意外と状態が良く、錆も無く綺麗でした。チューブも当時モノの様でしたがまだしっかりしていて、使用に問題無さそうでした。 ガレージに有ったはずのラチェットレンチが見つからず、ヒラノさんに道具を借りたりとゴタゴタしてしまう場面も有りましたが(スミマセン!汗)無事前後ともタイヤ交換完了しました。  タイヤ交換の合間に、キャブ&作動の怪しかったキースイッチ周りをチェック、掃除をしました。 この車両のキースイッチ裏側・ハンドルロック部はアルミ合金がグズグズに軟らかくなっていて、分解しているうちにボロボロに崩れてしまい、中央画像の様に残骸が残って使用不能になってしまいました。 (中央画像は同じ症状になってしまった部品取り車のもの・・・右端画像が正常な状態) 幸い同じ部品は有るので交換可能ですが、この残骸を外さないと...この部分はハンドル&フロントカバー周りを分解し、内部から出さないと除去できなそうです。後ほど作業するという事にし、とりあえずイグニッションキーのみ取り付けました。  タイヤもブレーキもしっかりしたので、また少し敷地内を試乗しました。 オーナーのYさんはこの日、初めてジュノオに跨りました!!初めはやはり左グリップの変速に違和感有った様ですがすぐに慣れ、グルグルと楽しく乗っておられました(^^) 狭い敷地のため少ししか確かめられませんが...楽しい走りが期待できそうなジュノオです。 次回は各部のグリスアップ、キー部分の修理交換と燃料コック&パイプの清掃&整備をする予定です。
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