 そういえば、水戸藩カブ1000kmツーリングが近くなって来ました。 今年も自分はC200スワロー号で参加する予定です。 昨年の1000Kmツーリング以来、ご無沙汰だったスワロー号を引っ張り出しました。 プレスハンドル化実験の為、フロント周りがほぼ分解状態でした(汗)各部チェックしながら元通りに組み立て、ほぼ半年ぶりにエンジンを掛けました。 サイドバックの取り付けステーが弱くなってしまい、揺すると動いてしまう状態でした。一度全部分解し、より厚みの有る金具を加工して付け直しました。今度のは携行タンクを入れても大丈夫な位、しっかり付きました。  出来上がったスワロー号とベンリーJC58の、初のご対面です^^ この2台の年式差はほんの5年しか違わないのですが...全くの別物ですね~。 共通点は色と、OHVエンジンである事位でしょうか(笑)
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 C200の点火ポイントベース裏面に付いている進角ガバナー。 稼動中のスワロー号が近頃アクセルを吹かした後よくエンストするので、ポイントと一緒に点検することにしました。 分解してみると...すっかりグリスが乾き、動きが少し渋くなっていました。ここ最近整備を怠けていたなぁ...反省! ポイントカムシャフト部やウエイトヒンジ部を磨き、付いているワッシャーも洗いグリスアップして組み付けました。 エンジンに搭載し、点火時期を合わせ エンジン始動。 エンジンが暖まってからアクセルを吹かし、タイミングライトで照らし進角されているかチェックしました。 エンジン回転を上げると点火時期合わせマークがローターの『ll』マークに合い、戻すと綺麗に『F』マークに戻り安定するようになりました。  アイドリング&スローが安定せず、エンストしやすいC200の点火をタイミングライトでチェックすると点火が『F』マークに安定せず、前後に暴れてしまっているものも多かったです。ガバナーの作動不良が原因と思われます。 時折分解しグリスアップしてあげる方が良いかも知れません。 カブ同様、C200にもポイント製造元が何種類か有る様で、進角ガバナーも皆少し形が違います。 左から日立製、国産電機製、日本電装製です。スパロー号には日本電装製が付いています。 国産電機製はよく見かけますが、やや作りがきゃしゃな感じです。日本電装製はこの三つの中で一番丈夫な作りをしている気がします。 この三個ともポイントリフト量や始点が少し違います。ポイント形状にも違いが有るのかもしれません。
 台風襲来を何とかやり過ごせて、やっとバイクを触れる週末を迎えられました。 今日は久々に、C200スワロー号の重整備を行います。 我が軒下基地で、風雨に耐えながら日常の足として頑張ってくれているスワロー号。 走行距離も7万キロに迫り、車体にもさすがにガタが来ています。特に前輪周り&ハンドルに若干違和感を覚えます。真っ直ぐに走れますが、身体は進行方向へ姿勢を修正しようとするのか以前より乗りにくい感じです。 幸い部品取り車の物がしっかりしていたので、そっくり交換して改修してみようと思います。 フロントを分解し、フォークを外しました。 そういえばこの部分を外すのは、この車体を手に入れて初めての事...乗り初めて14年もの間無整備で、グリスアップもしていませんでした...。 さぞ醜い事になっているのでは...と思いましたが意外や意外、ステアリング部ベアリングボール&レース部にひどい異常は無く、汚れを取り除くと綺麗になりました。 レースはエンジンのタペットと同じ素材で造られていました。金銅色の金属に部分的にメッキが掛けられてます。珍しいですねぇ。 スチールボールは上部・下部とも同じサイズで、全部で42個使われていました。  ヘッドライトケース内の配線もついでに整理し、悪くなっていた端子を交換、アースの追加等をしました。 各部グリスアップしながら組み付け、試走です。さて結果は??? なんと、分解前と何も変わり無し! どうやらハンドル周りの違和感はフォークやハンドルが原因ではなく、フレーム本体とホイールの歪みに有った様です。ムム! フレームが曲がっていたかぁ...残念!(>д<)でも酷使したし、仕方ないよなぁ...。 ホイール歪みは何とかなると思うので、出来るだけ違和感を軽減する方向で調整して行きたいと思います。今回は重要なステム部もグリスアップできたので、良しとします。
先日、旧車仲間のYさん、Yさんのお知り合いでスズキ好きのHさんが 我が物置に遊びに来て下さいました。 乗ってこられた軽トラの背中には、何やら面白そうな物が載っています。 なんと、C200です!最近引き取って来られたばかりの様です。 もう好奇心を抑えられなくって(笑)、軽トラから降ろしてもらいました。 大分錆に覆われていますが、意外としっかりしていて良さそうです。 何とワイヤー類は固着が無く、驚くほど滑らかに動きます。 いやぁ、良いですねぇ!とYさんに言ったところ 「やっぱりそう言うと思った!そんな事言うのはここの人達位じゃない??」(爆笑) そうだ、確かにそれは言えてる!つられて大爆笑です(^o^)  キックした時の足応えが思いの他良かったので、エンジン始動に挑戦させてもらいました。 キャブ内部も綺麗で、軽い洗浄でいけそうでした。電気をバイパス接続させ点火も確認。キャブにガソリンを点滴してキックをしてみると...「バッ!ババババ!!」とりあえず始動成功です! しかし...なんだか安定しません。 キャブの詰まりを疑い、フロート油面を疑い、二次エアーを疑い...なかなか良くなりません。今度は点火を見てみます。 点火時期調整を繰り返してみても良くならないので、試しにうちの「飲んだらダメよ」号のポイントベースをそっくり移植してみました。  ポイントベース移植後、再始動。おおっ、今度は良い!! どうやらコンデンサーのパンクしており、不調だったようです。その後のエンジンは吹けも良く、暫く掛けて置いても白煙を吐かず、なかなか静かでした。 う~ん、良いエンジンかも...欲しい!!(笑)  こうなったら...走れるようにしちゃいましょ! 元々載っていたタンクは残念ながら下部に穴が有ったので、部品取りのタンクと交換しました。 続けて各部の電球をチェック、交換。灯火系の状態も良く、正常に作動するようになりました。 何とこの車体、サイドカバー内に純正の車載工具が綺麗に残っていました。 C200の車載工具セットは珍しいです。自分もはじめて見ました。  すっかり「動態車?」になった、YさんC200です。 もう後はタイヤ&オイル交換、バッテリー搭載で本当に使えそうです。 「Hさん、来月茂木へこれで行こうよ!」さっそくYさんがHさんを誘っています。 もしかしたらこれでまた一人、C200仲間が増えるかもしれません(^^)  C200の傍らでは、何だか凄いバイクが表に出ています。 ガレージ隣人でC200仲間の、Ⅰさん所有のビューエル・ライトニングXB12Sです。最新のOHV!! ヒラノM85さんもいらっしゃって、大試乗会がはじまりました。 自分も跨らせて頂きましたがそのコンパクトさと、振ってみたときの軽さに驚き! エンジンはGL隊長の三倍なのに...時代は進んでるなぁ...。 走りも見てて分かるほど豪快で、トルクフルです。皆さん楽しんでおられました。
 約一年ぶりに、小隊一の古参スワロー号が復活しました(^^) 今年の「水戸藩カブ1000キロツーリング」には、この車両で参加する予定です。 走行6万キロを超え、さすがにガタが来ていたスワロー号。 エンジンは問題無かったのですが、キャブはなかなか調子が出ずアイドリングしなかったり、発電が弱くバッテリーが上がり易かったりしていました。 一昨年、社外のキャブレター・OHキットを組んだ所今度はエンジンが吹けなくなり、原因に悩み迷った挙句ガレージで眠っていたのでした。 今回引っ張り出して整備し、始動しましたがやはり吹けません。 試しに部品取りC200からキャブのニードルを移植して試してみた所、問題は解決!正常に吹け上がるようになりました。どうやらOHキットのニードルは少し太すぎて燃調が極端に薄くなってしまっていたようです、納得! 発電周りも強化を狙い、試しに入手してみたCD125Kの発電コイルに交換。ピッタリ装着出来、配線してみた所バッテリーなしでもエンジンが掛かり易くなりました。 ライトスイッチをオンしてみると6Ⅴ35Wのフォグ&6Ⅴ25Wヘッドライトが両方同時に明るく点灯しました。以前は両方点けるとすぐバッテリーが上がっていたのに...。 ノーマルよりかなり豊富に発電出来ている感じです。大成功!!(^^)  タオルで拭きながら、車体周りをチェックしました。 錆や塗装剥離は有るものの、ヒビや穴は無く大丈夫そうです。  3年前、1000キロツーリングに参加したときに作り張ったステッカーが残っていました。 今年も無事に楽しく、完走&帰還できます様に! まずは今月の御前山ミーティングにむけて、試走です。
 今年初の『梅雨の中休み』に入った金曜。 暑かった昼間に比べ、夜はとても過ごしやすい気温です。 まだ熱気の残るねぐらを脱出して、外で先日小隊に加わった3台目のC200の整備をしました。 この車体にはミラーとリアフェンダーに当時?の[飲酒運転撲滅]のシンボルステッカーが張ってあります。 のでこのC200は『飲んだらダメよ』号と呼ぶことにします(笑) 『飲んだらダメよ』号一番の問題点は、エンジンの吹けが悪くスムースに走れないことです。 特にアイドリング&スロー~中速は不安定で、排気音もドカドカ言います。 これは点火時期かな??と見当をつけてポイント周りからチェックしてみます。 点火調整をしようとベースを回すと、中心のガバナーも何故か一緒に動いてしまいます。 ガバナーをチェックすると、スプリングが伸びてグラグラしており、簡単に開いてしまいます。 幸いガレージ相棒のⅠ氏の保管部品に程度の良さそうなスプリングが有ったので分けてもらい、分解グリスアップして組み付けました。組み付け後調整して始動すると、大分安定してアイドリングするようになりました。しかしまだ吹けは悪く、マフラーから火の粉が出たりするのでシリンダーヘッドは開けて見る必要がありそうです。 『飲んだらダメよ』号と2台目部品取りC200は国産電機製、スワロー号は日本電装製、Ⅰ氏所有のC200エンジンは日立製のガバナー&ポイント部品が付いていました。僅か2年足らず?の生産しか行なわれなかった筈の車種に、このバリエーションは驚きです。  車体番号が錆で消えてしまい、残念ながら部品取りとなった2台目のC200です。 『飲んだらダメよ』号は他にもタンクに穴が開いていたり、マフラーが割れていたりするのでこの車両から部品を移して、修理していきたいと思います。  ガサゴソC200をいじっている自分の傍らで、ガレージ相棒Ⅰ氏が黙々とCM90のエンジンを組みあげていました。 クランクベアリングまで新品に交換、ギア&クランクとも手で回した所非常に滑らかに動いていました。かなり調子良いエンジンになる事でしょう。 火が入るのが楽しみです。ちなみにこのCM90エンジンは日本電装製のガバナー&ポイント部品が付いていました。
 小隊に、また一台OHV車が加わる事になりました。 今日はその新隊員を迎えに行きます。 当小隊では指令の私より、隊員のほうが偉いのです(笑) 向かう先は少し前にC200が縁で知り合った[C200愛好家]のお宅です。 自分と同じで若くして『迷車』の虜になってしまった方です。 今回お引越しをなさるそうで、どうしても一台愛車を整理しなければならなくなり、 断腸の想いでC200を欲しい方を探しておられたとか。 そう聞いては、手を挙げられずにはいられません\(^^)/ 相談の末、我がのきしたに来ることになりました。 そのC200は点火不調の他は特に欠品等無く、最近まで乗っておられたとの事。 では交換部品を持っていけば、自走で走ってこれるかな?? ガレージへ行き、スパロー号から部品を借ります。 暫くご無沙汰のスパロー号ですが、部品を外す前にエンジンが掛かるか試して見ます。 ガソリンは蒸発し少なくなっていましたが、チョークしてキックを5、6発すると、あっさり掛かりました。 部品に異常無い様なので、コイルとポイントベースを拝借。 ジェネレータ12V化テスト中のスパロー号。この作業もまた続けないといけません。  部品・工具を背負って電車で先方のお宅へ向かいます。 途中で待ち合わせ着いてみると、何と此方のお宅も軒下ガレージです。 何だか凄く親近感を覚えます(笑) くるくるハンドルのダックス70、ベンリーCD90S、そしてC200の三台が並んでいました。 どのバイクも改良され使い込まれ、とても良い風合いです。 『あれ?CD90系の最初期と最終型が並んでますね』 あぁ...考えてみればそうです、この二台の間には40年余りの刻が...。なんか感慨深いです。 その傍らで、C200の修理を始めました。  電源をつないでキックしてみましたが、やはり火が飛びません。 持参したコイルを仮付けしてみると...火が出ました! コイルは死んでいましたが、他の配線・電装はとても状態が良いようです。 キャブを点検しガソリンを入れると...バッ!バルン!!黒煙を吐いてエンジンが目覚めました。 ガバナーのスプリングが伸びており、スローが安定しにくいのですが他は大丈夫そうです。 しばしの楽しい時間の後、C200と一緒に帰途につきます。 始めはやはり吹けが悪く、信号で慌てるシーンも有りましたが 徐々に調子が良くなり、メーター読みで90キロ出ました。 ちょっと振動とエンジンノイズが気になりますが、思いの他順調な道中です。 背中の工具を途中で開くこと無く、無事に走って来れました。 帰宅し、のきしたで留守番をしていた錆スポの隣に並べます。 う~ん、似てる似てる...まさに同年代、同級生です(笑)  去年の終わりごろから急に、小隊にC200が集まり始めました。以前では考えられないことです。 この3台目のC200は全体を修復し、前オーナーの方に何時でも乗りに来て頂けるようにしたいと思っています。
先日やって来た、C200の面接試験です この面接で彼の役職が決まります。(笑) う~ん、早くエンジンの音が聞きたい! 面接官は期待と好奇心で、かなり浮かれ気味です♪♪  外見錆多いものの欠品は無く、いい感じです。 空キックをしてみると、ゴクッ!と結構強い足応えが返ってきます。 圧縮が有るのは大歓迎なんですが、シリンダー内部の固着痕か何かで こんなに跳ね返りが強いとしたら? 心配になりプラグ穴から内部を覗いたり、手でゆっくり回してみたりしてみましたが、 別段、違和感はなさそうです。 この車体は京浜キャブが付いていました。C200にはもう1タイプ、ミクニキャブのものが有りますよね。 ポイントカバーは[HONDA]ロゴ無し、中のポイントAssyは国産電機製でした。  タペットすきま調整ついでに、ヘッドのタペットにオイルを給油する「噴出口」も覗いてみました。この車体は[真鍮製・飛出し無し]のタイプでした。 C200は何故かこの部分が他に[真鍮製・飛出し大]と[穴が開いているだけ]と2種類あります。効果はみんな同じだと思うのですが...小さなナゾです。 エンジンナンバーはしっかり赤文字で残っていました。 走行距離はご覧の通り、そこそこ走っています。 サイドカバーにはサービスステッカー?が残っていました。 何だかこういう[当時の名残]の様な物が、自分はとても好きです。  タイヤは前後とも、当時物の様です。 フロントはイノウエ、リアなどヨコハマを履いていました。 前後ともヒビ&摩滅なく良い状態ですが、このままじゃやっぱり走るのはツライかな...。  たった一つだけ残念な部分が...。 フレームナンバーが腐食の為、全く読み取れません。 石刷りを試してみてもやはりダメなようで...。ナンバーの打直しはやりたくないなぁ。  さて、エンジン始動を試みます。 以前の持ち主の方はバイク保存に気を使っておられた様で、燃料廻りのパイプを外し腐食しないようにして有りました。お陰でタンク内部やコック、キャブフロート内も錆が出ておらず良い状態です。軽い洗浄でいけそうです。 電源を繋ぎスイッチを入れると、電装は全て正常に動きました。電球がひとつも切れていなかったのには驚きました。 プラグの火を確認してガソリンを点滴し、キックします。 ブルルルル...!! 掛かりました! しかしちょっと息つきが起きます。アイドルをすれすれに落とすとやはりエンストが目立ちます。やはりキャブ&ポイント部は分解して洗うことにします。 軽く調整し直し再度始動して、ヘッドライトを点けてみます。結構明るい! 仮に繋いであるバッテリーも、小さく泡を出し続けます。いい発電力が有るようです。  さて、面接の結果は? 特に心配なことはなく満足なのですが、やはりフレームナンバーが...。 譲渡書類も頂いたので、エンジンナンバーで登録とか?(大丈夫!?) もしくは有力な部品取りとして、稼動中のC200やスポカブ等に流用する手も有ります。 う~ん...。 良い知恵出るまで、ちょっと待っとくれC200!
 C200用のライトケースを買いました。 そろそろ、彼も元気にしてあげたくなって。 我が戦友、C200スワロー号。 人生で2台目、初めての黄色ナンバー車です。 仕事の足に、ツーリングに、引越しの荷運びに、デートに...。 とても頼もしい相棒でした。  それだけでなく、色々な方々との出会いや、沢山の素晴らしい冒険や、 興味深いマニアックな世界を引き合わせてくれた 自分の人生と深~く係わっている、大切な存在なのです。  しかし最近、活躍の第一線をジュノオやGL400「隊長」号にゆずって早や3年、 埃をまとって、老け込んでゆく一方。 しまいには車体部品を他車両に貸し出して、現在エンジンもかけられない状態に...。 これでは、私はあまりにも恩知らずな奴です(>_<) 来年は、また元気に走り回れるように 彼を少しづつリフレッシュして行こうと思います。 最近発見した「ヒミツ」のノウハウをつぎ込んで、 一見みただけでは判らない、凄い能力を持たせてみようと思います。 コンセプトは、[最強の旅の相棒]!! 「夢の10万キロ達成」まで、まだまだ、頑張ってもらいますよ!
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