レーザー水準器を使った確認で、ステー溶接位置が決まりました。
後は溶接機の有る大家さんの作業場に持って行き、溶接するだけです。
しかしこのまま移動できません・・・分解し溶接場へ運び、また組み立てる必要が有ります。
何処で組み立ててもきちんと位置が出るように、仮留め方法を考えました。
特に基準にしていたフレーム後方の支持ステー金具は厚手のL型アングル材で作り直し、ひずみが出ても負けない様にしっかり作りました。
フロントも仮のステー金具を位置決めしてからボルトで締め付け。
フレームとエンジンを分離して移動しても、通しシャフトを差し込めばすぐ正しく組めるようにしてみました。

溶接作業の日取りが少し先になり時間が出来たので、フロントホイールも組んでみました。
シルクロード250のハブとアルミの18インチリムが手元に有ったので、スポークを切り調整して組んでみました。少々大きいかな・・・
また画像撮り忘れましたが、リアショック取り付け用の受け金具も製作。溶接後転がして戻って来れるようにしました。

溶接する当日、大家さんの作業場へフレームとエンジンを分解して運び、再組立して溶接作業です。
再組立の際は念の為、レーザー水準器を当てながら行いました。
大家さんと2人がかりで溶接・・・とうとうフレームとエンジンが合体し、自立しました!
フレーム姿勢も一応計画通り狂い無く出来ました。フレームとエンジンの脱着もオリジナル車に倣い、エンジンの上からフレームを被せて行う様にしました。
しかし、こうして見ると前後輪がかなり異径な不思議な乗物です。これから外装を考えるのですが、アメリカン風に持っていけるのかな・・・ちと不安です(笑)


まだまだ作業は続きます・・・
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作業場近隣の方にレーザー水準器を借りて、フレーム搭載の位置確認をしています。
ジュノオのエンジン&ミッションケースは合わせ面が中心です。
前後に長いので基準を正確に取れそうです。しかも後輪もエンジン造り付けで後輪の中心線も一緒に出せるので分かりやすいです。
これを目安にレーザー線を当て、フレームの中心と水平を合わせました。

まず始めに溶接留めする箇所を決めました。
左画像はフレーム後方、スイングアームシャフトピポッド穴を使って、アングル材を組み合わせて固定する事にしました。エンジン側からもアングル材を出して、がっしりした固定箇所にしようと思います。
右画像の前側は丸棒でカラーを作り、左右クレードルに溶接して固定します。
この二箇所をまずしっかり固定後、下回りにステーを追加しようと思います。

レーザーを当てて分かったことが一つ有ります・・・このフレーム、メインビームが曲がってます(汗)
解体され売っていたモノでしたが、解体されるだけの訳があったと言うわけですね・・・
また自分はクレードルをクルマのジャッキで広げましたが・・・それも均一に広がっておらず、偏っていた様です( ノД`)
ですので位置決めはステム垂直を重視し、続いて後方のフレーム中心も測り合わせました。
果たしてこの方法が合ってるのか?不安でなりませんが・・・続きます

エンジンの搭載時水平を出してみて、フレーム姿勢を考えています。
三又やフロントフォーク、前輪は手元に有ったCL90のものを仮で使っています。
フレームの前の方を持ち上げてみたり、後ろを上げてみたり・・・姿勢は悩みました。結局リアホイールが10インチのままの為、アメリカン風にする方向で決めました。
ジュノオのエンジンは全体的に、結構前傾姿勢で搭載されているようです。画像では前のめり気味に見えますが、センタースタンド&ヘッドの冷却フィンはこの位置で水平になりました。
メインスタンド&サイドスタンドは
ジュノオのものをそのまま使うことにしました。
固定箇所も見えてきました。
今回自分はエンジン側のボルト穴を使い、シリンダー背面の上下、エンジン最後部の発電機付近上下で片面4箇所、計8箇所で留めてみることにしました。
この固定点8箇所のうち、エンジン前方と後方の2箇所に貫通ボルト穴があります。これを使えばエンジンをジグ代わりにして左右水平も出す事ができそうです。
次回はレーザー水準器を使っての位置決めをやってみます・・・
ご無沙汰をしております・・・
もう何ヶ月も経ちましたが前記6月のジュノオの集い以降・・・旧車仲間の間でジュノオについての話題や、関心持って下さる方からの質問やお話も増えてきたような気がします。本当に嬉しいです。
また次に集まる機会が有ったら、何台か増えているかも?そんな期待も夢ではなさそうです。
そんな中、自分の中で何か湧き上がってきた衝動が有ります・・・
「ジュノオのエンジンを使ってパイプフレームのモーターサイクルを作りたい」という5、6年前からの思い付きです。
自分はそれを「
絵に画いた餅」計画と呼んできました・・・
思いついた当初は作業を具体的に考えられる環境になく、またフレームを切り貼りする為の道具&設備の用意も難しく、やったことも無い作業ですし全く自信が有りませんでした。まさに自分の中だけの夢物語でありました・・・。
それでも完成予想を描きなおして構造を考えてみたり・・・候補のフレームを入手してみたり・・・詳しい方に加工方法を教えて貰ったりしていました。
今年の夏頃ようやくやってみる決心がつき、現在使わせて貰っている作業場の大家さんにも相談して、溶接設備&技術の協力をして戴ける後押しを得られました。
それで少しづつ作業を始めました。
使えるかな?と入手しておいたフレームがこちら・・・カワサキ・エリミネーター125のフレームです。

ジュノオのエンジンは全長が長く、スイングアームやリアホイールまで一体です。
これを収めるには、エンジンの上から被せ抱える様なマウント方法に成るだろうな、と考えました。
被せるとなると、だいたい箱型でスイングアーム支点付近に複雑な構造が無いフレームでないと難しいな・・・とも思いました。
しかし探すとなかなか見つかりません・・・殆どがステムからのメインビームとスイングアーム支点を連結してあったりして、うっかり切り離してはまずそうな構造のフレームが多かった気がします。
旧車のフレームには使えるかも!?と思える格好のモノも有りましたが・・・
シンプルで堅牢そうで、なおかつ入手し易いモノを!と考え探し、やっとこのフレームに行き当たりました。
左右クレードルを連結しているパイプを切り取り、エンジン幅に合わせクレードルを広げました。
広げるのは画像左のフレーム・クレードル前方部分です。後方スイングアーム付近の幅はエンジンに干渉無い程度の充分な幅が有りました。
まず前側の連結パイプを切り取り、車載パンタジャッキをかませて慎重に少しづつ広げ、エンジンを跨げる位になってから後部の連結パイプを切り取りました。
フレーム左右クレードルを広げ、エンジンに被せてみた所です。干渉する場所が無いか、固定できそうな所を確かめています。
シリンダーをフレーム内側に抱え込めないか?と苦心したのですが、無理でした・・・エンジンとミッションを分離して知恵の輪しないと難しそうでした。
シリンダー背面にクレードルが来るマウントが果たして有りか駄目なのか・・・不安も有りましたがこの形で固定点を探る事にしました。

次記事へ続きます・・・