昨年末になんとか動ける形になったJC58ベンリィ号。 その後物置に行く度にエンジンを掛け、敷地内を動いたりしていましたが...少し動くとエンジンがドカドカ言い始め、一度停まってしまうとなかなかエンジンが掛からない...そんな事が続いていました。 原因はキャブレターのオーバーフローの様で...穴塞ぎに半田付けしたを試したフロートが良くなかった様です。 パンクはしていないみたいですが、どうも油面が安定しません。半田付けした為重くなってしまったのか?はたまたバランスが崩れて、真っ直ぐ浮き上がらなくなって燃料を遮断できないのでしょうか?? サイドドラフトキャブレターと違い、爪を曲げての調整が出来ないので...困っていました。 たまたま同型と思われるキャブレターの売りが出ていたので、思い切って入手してみました。フロート球も完全で、キャブボディにも当時の塗装が残っている状態の良いものでした。  左画像中・右が入手したキャブ、左が付いていた物です。 全く同じ物か?と思いましたが、刻印が違っていました。付いていた方が18H、入手した方は19Hとなっています。 スロットルバルブピストン、フロート球はどちらも同じ物が入っていました。メインジェットの番数が18Hには85番、19Hには95番が入っていました。 エンジン取付け部分のネジ間隔はどちらも同じで、問題無く取り付けることができました。  原因を見つけようとフロート部分のみ取替え始動してみた所、すぐ掛かってくれました。 アイドリングも安定し具合良い様です。やはりフロートだったのかな...掛けたまま放置してもエンストもしなくなったので、この方面の心配はしなくても良さそうです。 公道を走り出すにまだ残っている問題...ドライブチェーンとブレーキ改善の作業に移りたいと思います。
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 JC58のオリジナル・テールレンズを入手出来ました。 JCを手に入れて以来、ずっと探していた部品です。喜! 肉厚な作りで、しっかりしています。 内部も電球部分にレンズが設けてあるなど、凝ってます。 今は代わりに見つけたテールランプを装着してあるので、それに不具合出た時の予備にしようと思います。
JC58ベンリィ号の欠品テールレンズ。 探していますがなかなか手に入りません...もう半世紀前の部品ですから当然ですよね(笑) 残っている台座を削り取って、近年のビンテージ風を付けてしまおうか!?と思いましたが...悩んだ挙句、やっぱりオリジナルのディテールを生かしたい!と思ったり...悩みます(*д*) この何週間か、頭の中はJC58のテールレンズの事でいっぱいです(笑) 買い物に行っても、なんとなく気が付くと自転車用品や、カー用品のライト&リフレクターのコーナーに来てしまっていたりします。 そんなあるホームセンターで...ふと眼にとまった物がありました。  セール品で籠に山積みになっていた、自転車用LED内臓リフレクターです。 この形は...もしかすると行けるかも!?財布に挟んで持っていた型紙(テールレンズの大きさに切り抜いておいた物)をあてがって見ると、いい感じです!! 価格も200円弱と安い!買って試してみることにしました。 ガレージにて、問題のテール部分にあてがってみます。 おお!隙間は少し有りますが収まりました。やった~~~!!^▽^♪ ハンマーで少しづつ叩きながら取り付け部の形を整えてやると、隙間も減り違和感少なく付きそうです。反射部分のデザインも当時っぽく、車体に似合う感じがします。う~ん、嬉しい!! 内部の電池&発光部分を取り除けば、6V8Wのマクラ球を2つ取り点けられそうなスペースも有り、テール&ブレーキ灯として改造できそうです。
 JC58ベンリィ号の主要部分がようやく組みあがりました! ブレーキ操作系統も付き、走り回れるようになりました。 ブレーキ系統、これは一番てこずりました。 特にリアブレーキペダル周り...この車体にはペダルしか付いておらず、しかも分解状態だった為どうやって車体に付いていたのか分かりませんでした... ネットにてJC58画像を片っ端から探し、ペダル周りを研究...見えづらい物が多かったですが、メインスタンド軸を使う事が分かり助かりました。 失われていたロッドはGL400の物を流用し、リアブレーキとペダルの連結にも成功。 そしてペダルリターンスプリング...これは画像検索しても明瞭に写っている物が見つけられず、想像するしかありませんでした... オリジナルは軸に「巻きタイプ」のリターンスプリングが入るのではないかと思うのですが、他車用を探してもなかなか合いそうな物を見つけられませんでした。 カッコ悪いのですが、結局ステーと他車スタンドスプリングを使い画像の様に外から引っ張りました。 ここにブレーキスイッチを追加して、ストップランプも作動させる予定です。 ペタンコになっていたシートも支持ゴムを状態の良い物と取替え、シャキッと起き上がりました。 失われていたテールランプもとりあえず社外のミニテールを装着...しかしいまいち納得がいかないので、テールは良いものが見つかるまで暫定です...。  このキャブのフロートもパンクしており、穴塞ぎに追われました。 C100に使われている縦型フロートに酷似した形の真鍮製のフロートなんですが、ほぼ側面全体に穴&ヒビが広がっていて、はんだで満遍なくメッキしてやる状態になってしまいました。 重くなって返ってダメか...と思いましたが、半田が溶けているうちに真鍮ブラシで軽くさっと拭う...という方法で何度か試しているうち、薄く綺麗に覆う事に成功しました。 指先がフラックスと火傷でヒリヒリしてます(笑) お陰で調子が良くなり、アイドリングも低く落として安定する様になりました。  組みあがったところで、以前より本格的に乗って動かしてみました。 走り出すと「ピュゥゥゥゥ~ン」というギア鳴りの音が排気音より大きく聞こえます。これはネットで他のオーナー談でも見かけましたが、このエンジンの特徴みたいです。 チェンジペダルのアソビが結構深く、グッと踏み込んだ先の方でギアがちょこっと入る感じです。 ロー&セカンドはローギアードで、エンジンが唸って余り前に出て行かない感じでしたが、トップに入れると「どん!」と加速します。セカンド⇔トップが結構離れている感じです。 ブレーキ効きがめちゃくちゃフンワリです(笑)速度が出てると停まれなそうです...ライニングがひどく錆びていた為結構磨いたんですが、まだ磨き足りないみたいです>< まだ保安部品も未装着ですし、公道に出るにはまだまだ作業が必要です...しかしやっとココまで来れた!頑張ろう!
 ベンリィJC58の配線がようやく解ったので、電線をつないで点灯させてみました。ヘッドライト球はC92やジュノオに使われている物と同じツバ球でした。 本来は6ボルトと思いますがあいにく手元にはジュノオの12V球しか無く、使って上手く点灯するか不安でしたが...意外なほどいい灯りが出て驚きました。JCも灯火はカブ等と同じフラマグ発電で賄う様なので、上手く方法を応用できれば12ボルトでもいけるかも知れません。 テールランプはストップランプの無いシングル球です。こちらも12V球で点けてみましたが十分な光量が有りました。 配線の次は燃料タンクを載せ、燃料ラインをつないでみました。 タンクの状態はしっかりしており、内部も錆びは無く当時の朱色コーティングが綺麗に残っています。 問題はコックです...オリジナルのコックは経年変化で割れており使えません。付属していた部品の中に汎用のガラスストレーナ付きコックが有ったので使わせてもらいました。 さて、配管ですが...このタンクはフレームをまたぐエグリが深いので左右が分かれてしまっており、本来はタンク右下側からパイプが出て、コックで連結するようになっているみたいです。CS90に似ています。 汎用コックにはその装備が無いので、もう一個コックを追加してジョイントでつないでみました。追加したコックはリザーブタンク代わりにもなりそうです。 汎用コックからも追加コックからもガソリン漏れは出ず、ホッとしました。 おまけにもう一ネタを。こちらはこの車体に付いて来たウインカースイッチです。 オリジナルは右グリップ部にスイッチが有る様なのですが、残念ながらこの車体は失なわれていました。せっかくなのでこのスイッチを掃除して使おうと内部を開けてみると...色々仕掛けが入っていて驚きました。 どうもこのスイッチはフラッシャーリレー&インジケーターランプ内臓タイプみたいです。掃除の後6V10Wの電球と電源をつないでみたところ、ちゃんと点滅作動しました。当時はずいぶん便利な製品が出ていたんですね。
 牛歩ですが作業は続いています...ベンリィJC58。 フロントに似合いそうな縦溝パターンのタイヤも手に入り、やっと前後ともタイヤを履けました。 フロントタイヤはインド製の2.75-18サイズです。サイズ表記の数字も当時風なフォントでいい雰囲気です。タイヤ自体もよく出来ています。 両足が地に着いたら、スタンドがちょっと不安定になりました^^; ちょっと試しにチェーンを繋いで、敷地内を動いてみました。 チェーンは428サイズで良い様です。ただスプロケ間の距離が有る上に、リアスプロケットが大直径なのでチェーンこまが足りません>< おそらく150リンク位必要なのでは!? 足りない分はジョイントを2つ使って足しました。とりあえず仮なので... ひざの間に仮タンクを抱え、おそるおそる動いてみます... ギアを入れると...即エンスト!!クラッチが切れていない様子です。 ワイヤー張り調整して再挑戦!クラッチ切れ具合はフニャリとしていてヘンな感じですが...発進できました! 『ヒュルヒュルヒュル...』とミッションギア音が結構します。ゆっくりでエンストしそうになるものの、エンジンは意外と粘りコトコト前進します。ローギアでゆっくりと10メートルほど動きました。 動いた嬉しさに忘れていましたが...もう敷地の端が迫っています!まだブレーキワイヤー未装着なのです...足で何とか停まりましたが、最後の方でずっこけてしまいました(痛) 気持ちが昂ぶってやってしまったが、あぶない危ない!反省です...><; 次回はブレーキ関連と、電装関連に取り掛かります...
 入手したリムと元々付いていたホイールのハブ&スポークを使い、組み立ててみました。 一見新たに組んだ物とは思えない外見です(笑) 強度は大丈夫...と思います^^; スポークを組む際、状態の良い部品で組もうと思いホイールを部品取りの前後2本、復旧中の車体に付いていたフロント16インチのもの、と計3本のホイールを分解しました。 ところがコレが面倒の始まりでした...皆部品がどこか違うのです。 16インチの物のスポークが違うのは勿論ですが、JCの前後でもスポーク本数が違う為かスポーク形状が微妙~に違っていました。眼で見ると違いが分かり辛いのですが、ハブに通してみると反りが合わないとか、リムの穴に届かないとか、また反対に長すぎてはみ出すとか...色々です(汗) 部品が混ざらぬ様、ホイールごとにまとめていたのですが...JCホイールは何本かスポークが混在して組まれていたらしく、それに気が付くまでアタフタ迷いの連続となってしまいました... スポークだけでなく、ニップルも3種類有りました...画像左がJCホイールの物、真ん中が16インチ化されたフロントに使われていた物で、両方ともブラス製です。右端はリムを入手した際、このリムに使用されていたとオマケに付けて戴いたモノで鉄製です。 新たなリムに組み込む際、JCのものではニップルのつば形状が広くリム内側に凸凹が強く出てしまい、チューブに悪影響が出そうで使用をやめました。また真ん中の物はリム穴に対し微妙に細く感じた為使いませんでした。16インチホイールには座金ワッシャーを噛ませ取り付けされていました。 結局オマケで貰った鉄製ニップルを使い組み立てました。JCスポークのネジに合うか心配でしたが齧りも無く、スムースに入りました。何とか組めてホッとしました。 軽くシロウト振れ取りをやってみました(笑) 大体は取れた気がしますが、ど~しても一箇所の横振れが取れません>< いや、一箇所というより全体にばらつきが有る為そう見えるのかも知れません...こんな振れのとり方だしなぁ... 振れ取りの上手な方にチェックしてもらおうと思ってます。振れだけでなく、スポーク付近の不備も指摘されちゃうかな...でも安全安心の為には避けられませんね。^^;
 JC58ベンリィ号用に探していたリム&タイヤが無事見つかりました! タイヤは当時もの未装着品ヨコハマタイヤ製18-2.75リア用、リムは元車両は不明ですがDID製18-1.60/36穴です。 どちらも車体のボロさに、絶妙にマッチしそうないいヤレ具合です(笑) 新品だとやたら其処だけ目立ってしまいそうだったので...雰囲気が近い物を探すのに苦労しました。 このリムに、元に付いていたホイールのスポークを使って組み立ててみたいと思います。
 JC58ベンリィ号作業も、諦めず続けています。 エンジンを掛けてみていたとき、突然「ゴトリ!」とフライホイールが外れました。 一度外そうと緩めたナットの締め付けが甘く、また緩んでいた様です。 何だ!?と驚きましたが、丁度良いプーラーが無くどうしようか考えていた所だったので...ちょっとだけラッキーでしたw  フライホイールの裏からは、3つのコイルが出てきました。なるほど、こうなっていたのか... ポイントはケースの上方に別に付いているので、コイル部はコンデンサーのみでスッキリしています。ここからは青・赤・黄?(汚れと熱変化の為か、色が見づらい)の3本しか線が出ていません。 ステーターを外してみて、どれがどの線か見てみようと思います。3本のビスを緩めるとあっさりケースから外れました。状態は良さそうです。  ステーターの裏面です。 このカバーの中にカムとプッシュロッドが有り、ケース上部の点火ポイントを押して動かしているみたいです。 点火までOHV式なんですねw  コイルを見てみました。 ①のコイルからイグニッションコードが出ているので、これが点火コイルですね。 ②のコイルは片方がアースされており、③はアースされていません。この辺のコード色も褪色が進んでいていまいち色が分からないのですが...どうも青は②から、黄色?は③から出ているように見えます。 おそらく②は昼用コイル、②と③が直列になり夜間となるのでは?と仮定してみました。接続切り替えはイグニッションスイッチで行うのだと思います。 もう一本の赤は...始めはコレも発電線かと思ったのですが...どうも点火コイルと共にコンデンサーに繋がっているみたいです。コレは単純にアースすると点火が停まるキルスイッチ線かもしれません。 電線本数が少なく、シンプルそうな仕組みで助かりました^^;  配線部は何とかなりそうですが...今一番ぶつかってしまっている壁は、ホイールをどうするか!?です。 現在付いているホイール(前16-1.60 後18-1.60)を含め、付いてきた部品ホイール(前後とも18-1.60)も結構錆びており、部品ホイールに至っては磨くと穴が出てきてしまい、全滅でした。付いているホイールはまだ辛うじて大丈夫そうですが、走るには怖いコンディションです(泣) 代わりのホイールを探していますが、意外と良いものと出会えず(新品でなく、適度なヤレを持った中古が欲しいのです)また実は前後とも同じリムでなく、前はスポーク36本、後は40本であることに気付いてしまいました。>< 付いているホイールで行くとしても、今度は「フロント16吋タイヤの入手困難」が立ちはだかります。う~ん... ホイールについても根気よく情報を集めていきたいと思います。
 暫く更新をサボっておりましたが、50年代への挑戦は諦めず続けています(笑) JC58ベンリィ号...エンジンはもう掛かったので、今度はホイール&チェーン駆動系統の分解に挑戦です。 まずは見事に酸化を果たしたリムを分解していきます。 これはもうスポークニップルが緩まずスポークが折れるかとか、リムが崩れるか?を予想していたのですが、見た目に反してリムも叩くとまだ金属音がしますし、ニップルもちゃんと緩んでくれました。 ニップルとスポークが一個づつ破壊してしまいましたが...なんとか分解に成功しました。 スポーク&リム穴は36本、リム径は18インチ、幅は1.6位でしょうか。 スポークは前後ホイールとも同じ太さで、全長はおよそ190mm(ニップルネジ部含む)位です。ハブベアリングは6203が使われていました。 ちょっとニップルサイズが大きく見える他は現行品で代用し、復旧できそうな感じです。 自分はホイールの組み換えノウハウは全く無いのですが...なんとか使えそうな物を只今物色中です^^;  ホイールの次は、やたらと目に付く大きなチェーンケースを外します。 このチェーンケースはスプロケットハブの他、ブレーキまで内蔵している様です。全てAssyの状態で車体から外せました。 縦に合わさるケースを割ると、スプロケット部が出てきました。 開けてみて解りましたが、スプロケットとブレーキドラムが一体になっていました。一体鋳造らしくスプロケットを外すことはできません(泣)スプロケット山は51丁、かなりローギアードっぽいです。 一方ブレーキシュー部分もチェーンケースに造り付けになっていて、外れません。シューライニングは予想通りペロリと剥れてしまいました。 この車体はチェーンケースとエンジンカバーを連結する「じゃばらゴム」が欠品しているので、走らせる時はチェーンケースを外しちゃおうかな~と思っていたのですが...駄目みたいですね!^^; リアホイールを丸ごと、他車の物を流用できれば或いは解決ですが...似合うのを探すのは難しいかも!? とりあえずブレーキシューは張替えに出し、ノーマル状態での復旧を目指します。
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